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あの時、

人と暮らしていた時に

私が望んでいたこと

願っていたことは全部

罪だった

あの時、

ずっとこのままだったらって思ったり

手を握ったり

隣にいたいと思った想いは罪だった

ごめん

ごめんね

私と居た時間は無駄だったって最後に言ってたね

ごめん

私なんかいなきゃ

私が生まれてなきゃ

あの人は私のせいで時間を無駄に奪われなかった

もしも寿命をあの人に渡せるのなら渡しに行きたい

さよならも言わなかった

喧嘩もなかった

ただ優しくて二人攻め合いもしなかった

ただ終わっていった

嫌な想いひとつしないまま

目を開けたら居なくて

寂しくて

毎日泣いた時もあった

色んな人から時間を貰ってきたからその分は寂しくないよ

これが終わったら

慣れが終わったら

寂しくなるのかな

でも、それで償えるならいい

奪ってきた時間と望んだり願ったりした罪を見えないところで償う

償うから人の中ではどうか悪にはなっていませんように

忘れられたりぼやけたりしていますように