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昨日見たfilmreelは特別によく見えて、何より音楽でコミュニケーションを取ろうとしてた
私にはそう見えた聞こえた
人の気持ちを余すところなく拾おうとしている
皮が剥がれ落ちていく時間を見ることができた
ますます現実感から離れていくほどの演奏に私の中にいるであろうもう1人の私と言う子どもが嬉しくて泣いていた 泣きそうなって何度も歯を食いしばって聴いていた
swanと振り出しに戻るをやったのが何よりも印象的で気持ちが悪いほどリアルから離れていた 現実には触れている歌詞と声で半身は元に戻される
あの戦闘機のアナウンスみたいなサンプリングとシンセの音生で聴けると思ってなかった
遊び心の域が違う
今までの歌詞を読み返していたけど、漂っているものがほとんどでほんの少し感情が顔を出してるようだった 本当に稀な間隔で
日々の泡、あれは多分お祝いの日で、きらびやかな人たちに目も向けられなくていたたまれない気持ちのうた おそらくそうだろうと思って聴く ほんとうに泡みたいで掴めない
誰か どこで 自分が あれが なんて、はっきりしている言葉は人を簡単に動かすことができる
ただ動かすだけなら会話でいい
歌は個人的なもの とても個人的なもの
だから伝えた後、伝わるものは受け取った側がどれだけ同じものを持ってるかで変わってきてしまう
かけ離れた人は伝わりもしないだろう
似た人は揺らぐだろう
心無い人は心無い人にだけ安心できるかもしれない
そんなことを考えている
気付いたら10年くらい彼らを見ている
その中でも珍しいライブだった