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お気に入りを探ってた
真っ暗で全員の顔があんまり見えない
照明の血みたいな色だけはっきり
音源をこんなに立体に出来るものなのかと不思議に思う
ダイナミクスなドラムは重さ激しさもあってかっこいい
どの曲も同じテンションだとその威力分、
音がほんの僅か尾を引いてしまう時があってそれが気になる
もちろん派手に叩けば振りかざせば目立つ 音も姿も
ワタルさんのドラムは目立つように見えて息継ぎをしてるような、
欲しい時に聞こえるリズムが打たれてすぐつぎに新しい音が打たれて前に進む
夏樹さんのドラムは細やかに聞こえる
なぜ音は聞いてるだけなのに全く違うの
人が違うから当たり前だけど
こんなに楽しませてもらえるならもっと生で聞きたいよ
家も外も楽しくないから。
ライブ以外は詩ばかり紙に書き散らかして腕は切り散らかってそれで日頃のストレスを晴らしてる
何とかそうやってやれる事で少し晴れる
晴らさないと気が済まないから
そうやって小さい罪を償ってる気はしてる。
自分が自分だって認識された時につい助けてって言われたくなる
私は汚いから人を汚してはいけない
産んでくれた親をよく思わない酷い人間
何度か汚されてやっと警戒し始めた頭の弱い人間
性別要らない
女としては終わってる、とっくの昔に
フラッシュバックでコントロールがみえなくなって吐き出してしまう
上手くやらなきゃなって思う
私は見たままを自分の中に残るようにできるだけあるがままの形で頭に焼き付ける
それは子供の時から変わらないから古い記憶も丁寧に蘇ってしまう
全部の記録が平等に肉付けされてる
どれか痩せる記憶もない
良いことも悪い事も。
