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精密検査してもわからない 何ヶ月も前から少し強く歩くだけで苦しい
伝染病に罹ったら喘息も合わさって即死ねるから楽だろうな楽にはなりたいな
もう子供の時のこと思い出したくないし丁度いい時期かも
お気に入りの音楽聴いて、その時だけ明日は生きようって思える
その瞬間を味わえたたけで運が良かったんじゃないかな
そう思える頭を持てただけでマシだったのかも
幸せな方かなと思う
余生どうしようか、早死にできずに生きてるんだろうか
自分みたいな無駄な人数が真っ先に罹って死ぬと思ってた
終わらないんだろうか
終わらないって怖すぎる
また何回も死ぬまで思い出さなきゃいけないんだ
消えないって怖い
植え付けてしまった自分のせい
されたことを、やられたことを覚えてるのが悪い
家族と居たら殺されるって言うのはずっと分かってたから上京したのは合ってた
さすがに母親からの心中しようかには呆れた
音楽聴きたくて上京したのも合ってた
特に叶えたかったことが叶ってしまった
真面目腐ってたからキャバなんてすると思ってなかったし練馬で鬱のバンドマンと同棲するなんて思っても居なかったし、人生は本当にギャグだ
思いがけないこと起きないって心底あんなに信じてたのに東京に出た途端そればかりでもう記憶だけで寂しいなんて思う余裕もない
1人で死ねる準備が出来てしまっているし私もそれを望んでるのかもしれない 確信はないけど
名前も知らない人に女として終わらせられた瞬間まで味わえた
この全部が束の間消える時は確かに嬉しい
耳触りも居心地もいいから
存在否定されない
喜びを見せる、想像させる姿勢を見せる人たち
想像は頭の中だけの何にも邪魔されない1人の箱庭で
門もないのに誰も入ってこない穏やかで体温も感情も複雑じゃなく全てが思い通りの邪念のない場所